スピードマスターは、レーシング用オイル開発にあたり新素材としてナノサイズ加工機械の耐磨耗剤として使用されている層状構造の放熱性特殊ファインセラミックスに着目しました。
この素材は900℃の高温でも変質せず優れた潤滑性能を発揮するほか、耐熱性、極圧性も高いためオイル性能を飛躍的に向上させますが、オイルに配合して長期間保存した場合、沈降してしまうおそれがあるため採用を見合わせてきました。
しかしながら、このままお蔵入りさせるには非常におしい素材ですので、これをエンジンに直接注入するオイル添加剤として製品化しました。熱が加わると成分が分散し、金属面の凹凸を埋めるかたちで吸着します。特殊な形状に加工してありますので金属面とのなじみがよく、オイルを抜いた後も有効成分は金属面に残りますので1〜2回のオイル交換後も効果は持続します。
パワーマジック、リカバーマジックとも主成分は同じ素材を使用していますが、各々の狙った効果に応じて最適な形状を施しています。
